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麦芽を食べてビールを飲む日

イベント

ちょっと珍しいイベント「麦芽を食べてビールを飲む日」

12月18日(土)京都ビアラボで、 「麦芽を食べてビールを飲む日」 が開催されます。ビールイベントとしてはちょっと気を引くタイトルですね!
さてどのようなイベントでしょうか??

まずはビアラボFBから転載

いつものKBLに、この日だけの麦芽フードが登場します!
    
日時:12/18(sat) 13:00~22:00

この日は、ビールの仕込みに使った麦芽を、乾燥、製粉してつくったラーメンやヌガー、マフィンを提供いたします。ビール仕込み後の加工された麦芽粕はスーパーフラワー(※)と呼ばれていて、とっても栄養価が高くヘルシーな食材で、もちろんこの日のフードはどれもスーパー美味しいんです!
世界でも珍しいスーパーフラワーラーメンや8タップのビールとのペアリングもぜひ楽しんでいただきたい麦芽フード。ぜひご賞味くださいね🍻

<麦芽フードメニュー>
  • 丹波高原豚肉と鶏白湯のまぜそば
  • ヌガー、マフィン
  • コーンフリッター(コーンと麦芽とビールのフライ)
  • チップス(ワカモレ、チリコンカンなど)
  • クッキー、グラノーラ、ブラウニーなど

※スーパーフラワー(Super Flour)
麦芽粕を製粉することでできる小麦粉に似た穀粉は「スーパー・フラワー」と呼ばれています。通常の小麦粉と利用方法も似ており、パンケーキやキッシュといった料理にも使いやすい。驚くのはその栄養価の高さで、通常の小麦粉と比べてプロテインが2倍、食物繊維が12倍も多く含まれています。また、炭水化物は3分の1、グルテンの量もフリーとは呼べないものの、小麦の40分の1の低グルテン食品(50ppm)。まさにスーパーフードと呼ぶに相応しいスペックの食材として注目されています。

<このフードイベントについて>

KBLでは昨年から、ビール仕込み後の麦芽粕を活用する取り組みをすすめていました。さらに今年は飲食店のみなさんと一緒に、麦芽粕を様々なフードにアップサイクルする取り組みをすすめています。
今回、ラーメン、ヌガーをつくってくれるのは夏の相楽Qイベントなどでも一緒に参加させてもらった麺処虵の目屋さんと58DINERさんです。当日もキッチンに入っていただけるので、いろいろ話を聞いてみてくださいね!

 
<麦芽粕活用プロジェクトについて>

麦芽粕再利用プロジェクト(これまでの取り組みを紹介しています)

麦芽粕活用グループ(ビール仕込み後の麦芽粕を無料配布しています)

※12/18当日は前日のビール仕込みで使った麦芽粕を無料でお持ち帰りいただけます。ご利用の方は当日スタッフまでお声掛けください。ご自宅でパンやクッキー、肥料などにご利用いただけます。(当日お渡しするものは、乾燥、製粉をしていません。水分を含んだ麦芽粕になります。)

そもそも、麦芽フードとは??
いろいろな種類の麦芽などの原料。ローストしたものは色が濃くなります。

麦芽(モルト)はビールの主原料です。超簡単に言えば、麦芽とは収穫した麦、特に大麦を発芽させたあとに乾燥させたもの。発芽させることで、麦の中の酵素(アミラーゼ)が活性化し、デンプンを糖に変える能力がつきます。
ビールなどの麦芽を利用したお酒を造るときは、この能力を利用してデンプンを糖に変化させ、さらにその糖を酵母がアルコールに変化させることで、我々が酔っぱらうことができる不思議な液体ができるわけです(笑)。

このデンプンを糖に変える反応は糖化(マッシング)とよばれています。日本酒の場合はこの反応を麹が行うわけですね。また、麦芽はいろいろな栄養も持っており、その他いろいろな食品にも利用されています。

麦芽はミルで粉砕されます。
粉砕した麦芽。これをお湯に入れるとデンプンが糖になります。

さて、ビールを作るときはこの麦芽を大量に使用します。糖化の工程でできた糖分はお湯に溶けて次の行程に行ってしまうのですが、そのあとに大量の麦芽の残りがでてきます。これが次の写真。

糖化工程(マッシング)が終わったあと、大量に出てきます。

麦芽カスと呼ばれていて、普通はほとんどが産業廃棄物として捨てられてしまいます。良くて家畜・家禽の飼料やたい肥にして農業に利用される程度。しかし、このなかには大量の食物繊維やプロテインなどの栄養素を含んでおり、食品として利用することができるものなのです。

乾燥したもの。これを粉にするとスーパーフラワーに。

出来立ての麦芽カスはとても良い香りがしてそのまま食べてもほんのり甘くておいしいです。作るビールによっても風味が違うのでおもしろいですよ。

利用する方向によってはそのまま食品の材料にすることもできますが、乾燥させて粉にすることで利用範囲が広がります。この粉にしたものがスーパーフラワー。まさに栄養的にはスーパーなフラワーです(笑)。もう「麦芽カス」なんて名前は失礼ですね!!

今回は、この粉を使ったフードが提供されます!
いろいろなメニューがありますので、楽しみです。特にラーメンはどのようなテイストなんでしょうね。ラーメン好きとしては興味深々です!!

まずは体験してみてください!

ざっと解説してみましたが、私は仮称「麦芽カス」の利用方法は広いと考えています。自分でもいろいろチャレンジして手ごたえを感じているところ。やってみるとアイデアも浮かんできます。当日は前日のビール仕込みで出た仮称「麦芽カス」を無料でいただけるとのこと。みなさんもぜひチャレンジしてみてください。もちろん当日のフードもね!!

ビアラボでは以下のようなプロジェクトを立ち上げていて、レシピなども公開されています。ご参考に!

Kyoto Beer Lab 京都ビアラボ

京都駅から徒歩10分ほど、高瀬川のほとりにあるブリューパブ。併設の醸造所で作った出来立てのビールを8タップで提供。
和束町特産の茶葉を使った茶ビールや乳酸発酵させたサワービールなど、個性的なビールが揃っています。

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